元CIA局員で現在ロシアへ亡命中のエドワード・スノーデン氏がNFTをリリースすることが自身のTwitterアカウントを通じて発表された。

NFTの売上はすべてスノーデン氏が会長を務めるFreedom of the Press Foundation(報道の自由財団)に寄付され、ジャーナリストや内部告発者の防衛を支援するために使われる。

スノーデン氏はかつてアメリカの諜報機関である中央情報局(CIA)とアメリカ国家安全保障局(NSA)に所属し、学生時代に収めた情報工学の分野で国家のために働いていたが、国家による違法な情報収集などを告発し、現在も情報漏洩罪など数十の容疑が掛かる指名手配犯となっている。「表現の自由を信じる国に政治亡命を求めたい」としてロシアへ亡命し、現在もロシアに滞在を続けている。

自身の活動により生命や自由が脅かされた経験から、同様の立場にいる人達を支援する思いで財団は立ち上げられた。

スノーデン氏のリリースするNFTはNFTアートの販売プラットフォームFoundation.appに上場され、日本時間で16日午前3時49分に2.00 ETHでスタートし24時間後に入札を締め切る予定。約12時間経過し折り返した時点で150 ETHの値がつけられている。

150 ETHは約4000万円ほどとなっており、世界中に注目を集めた告発者によるNFTだけに同様に注目度も高い。