創業者であるビル・ゲイツ氏が否定的な立場をとっている仮想通貨に対して、マイクロソフト社がオープンな姿勢を取る可能性が指摘されている。

マイクロソフト社はコンソールゲームマシンXBOXシリーズのユーザーに対して支払い方法のオプションとしてビットコインなどの仮想通貨の実装に関してどのような意見を持っているかを募った。

アンケートの質問内容は、XBOXで使用したい支払い方法はどれか、該当するものすべてを選択するというもので、その中の一つにビットコインが含まれていた。調査において希望する支払い方法が未対応だったためにXBOXから何かを購入することを諦めたことがあるか、という問いも含まれており、仮想通貨での支払いを追加することで機会損失を防ぐことが可能になると考えている様子がうかがえる。

2月に行われたCNNのインタビューにおいてマイクロソフト社ブラッド・スミス社長は社内の会議でビットコイン関連のトピックを取り扱っていないと明かしており、それから一ヶ月ほどでの転身ぶりとなる。

一方で2020年3月には脳波や体温などの人間の活動を活用するマイニングシステムの特許を取得しており、マイニングやブロックチェーンといったテクノロジー分野において興味を示していることは隠していない。