Twitterやモバイル決済Squareの創業者であるジャック・ドーシー氏が、自身のツイートをブロックチェーンを用いてNFT化し、販売した収益の約290万ドルをチャリティーとして寄付したことが明かされた。
当該ツイートはドーシー氏のアカウントから発せられた最初のツイートで、Twitterの正式サービスとしても世界最初のツイートとして紹介されている。
このツイートの所有権をNFT(非代替トークン)として仮想通貨Ethereumで販売したところ、1630 ETH(約290万ドル)で販売された。ドーシー氏はETHで売上を受け取ったあとはビットコインへ移し、売上相当の290万ドルを慈善団体へとチャリティーとして寄付する意向を明かしている。
ツイートはCent社のValuablesというサービスによりNFT化され、トークン化プロセスにはMaticブロックチェーンを使用している。
落札者はNFT化されたツイートの正当な所有者としてブロックチェーンに記録されるが、Twitter社のツイートは別サービスとして独立しているため、NFTの所有者に断りなくツイート自体を削除することは原理として不可能ではないとして批判も浴びている。
NFTの利用方法に関してはいくつか本質とはかけ離れたところで誇大な煽り立てが独り歩きしている印象も強く、NFTの得意分野、不得意分野を見極めて利用価値を見出していく必要がありそうだ。