暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックが1日、IOSTの取り扱いを9月8日から開始することを発表した。IOSTは現在国内の取引所では扱われておらず、コインチェックが国内初の取り扱いとなる。

IOSTは次世代コンセンサスアルゴリズムと称する「Proof of Believability」(PoB)に基づく分散型パブリックブロックチェーンネットワークであり、2019年2月にスタートした若いプロジェクトである。

PoBではProof of Workに対する51%攻撃や膨大な消費電力、Proof of Stakeにおける同一ノードが常に選出され続け得る非分散性などといった問題が解消され、完全なトランザクションを検証し、ブロックを生成するフルノードに加え、膨大なマシンパワーを必要とせずにコミュニティへ貢献することの出来るパートナーノードも用意され、様々なシチュエーションに対してエコシステムへの参加が促される仕組みを採用している。

コインチェックの発表によればIOSTの理念は「クレジットカードが利用されるのと同様のレベルでブロックチェーン技術を様々なサービスが活用できるようにすること」を目指しており、技術的に明るくないユーザーに向けても門戸が開かれることが期待される。

参考:コインチェック