マネックス証券が8日に仮想通貨のCFD取り扱いを開始することが日本経済新聞により報じられた。CFD(差金取引決済)を取り扱う仮想通貨はETH、BTCなどの4種類。仮想通貨におけるCFDは主要ネット証券で初めてという。

差金決済取引とは、指定銘柄の売買日における差額を投資家の損益とする取引方法をいい、現物は取り扱わないデリバティブの一つとなる。証拠金やレバレッジが効く点などがFXと比べられ、よく似た適性を持っている。マネックス証券は仮想通貨CFDに関して最大レバレッジを2倍とする方針である。

2018年4月には新興系仮想通貨取引所コインチェックを完全子会社化したマネックスグループだが、コインチェックは2018年に起きた仮想通貨流失以降停止していたレバレッジ取引のサービス提供を今年3月に終了したことを発表した。

今月始めにはJVCEA(日本暗号資産取引業協会)の第一種会員として入会したことを発表したマネックス証券が畳み掛けるような形での新サービスの開始となった。

参考:日本経済新聞