ロシアメディア・コメルサントは7日、ロシア内務省が偽造紙幣を流通させた犯罪グループを摘発したことを報じた。犯罪グループは接続元情報を隠蔽できる匿名インターネットであるダークウェブ上で10億ロシアルーブルに及ぶ偽造紙幣を仮想通貨と引き換えに販売したとされる。

犯罪グループには数十人が在籍していたがそれぞれ個人的な知り合いではなくオンライン上の犯罪集団だったとされる。

仮想通貨と偽造ルーブルとの取引はダークウェブ上のストアである「Hydra」にて行われた。Hydraの違法性は以前から指摘されており、ロシア連邦通信局によって定期的にHydraへのアクセスは遮断されていた。

偽造通貨の受け渡しは隠し場所を通じて非接触で行われたが、関係者をたどっていくことでHydra作成者であるアレクサンドル・ポルクノフに辿り着いた。

5000、2000、1000ルーブル紙幣が偽造によって作成されたが、全ての偽造を検出できるわけではないとしており、被害は甚大と見られる。

参考:kommersant.ru