新型コロナウイルスの感染が深刻な局面に達しているイタリアにおいて、赤十字がビットコインを含むいくつかの仮想通貨で募金活動を開始したことを発表した。

イタリアでは現在患者に対して病床数が足りていないと言われ、助かる見込みや重症度から治療の優先順位を求めるトリアージが必要という指摘も医師から上がってきており、募金は医療関係中心に利用される予定だ。

募金は13日に開始され、16日14時現在で約5.1BTCと定められた目標の55.8%である2.8472BTCが集まっている。BTCのレートも慌ただしく変動しているが現在価格で5.1BTCが約280万円となっている。

WHOの発言では中国から発したと思われる新型コロナウイルスのパンデミックは現在EUが中心地になってきているとも言われており、対策のために厳しい外出制限などが課されている。現段階ではウイルスの拡散防止が最大の課題ではあるが、経済的損失の穴埋めに関しても無視できない規模に発展してきている。