2018年1月に起きた仮想通貨取引所コインチェックからの巨額仮想通貨流出事件に進展があった。コインチェックのアカウントが不正にアクセスされ大量の「NEM」が流出した事件で、当時の価値にして約580億円に登る額の流出となった。逮捕されたのは39歳会社役員男性と30歳医師男性の2名。

事件後まもなくダークウェブ上で流出したNEMが第三者のもとへと取引され資金洗浄されていたことが確認されており、2名は組織犯罪処罰法違反の罪により逮捕された。更に流出したNEMの実態解明と、ハッカーの特定などが現在進められている。コインチェック事件においては北朝鮮ハッキング集団ラザルスの関与も噂されており組織的な犯罪であることが目されている。

警視庁は昨年12月の段階で事件に関与したと思われる複数の人物を特定し家宅捜索を行っていた。

コインチェック以前も以降も流出事件は散見されるが、最大級と見られる流出事件で犯人特定に至れば、今後の抑止力へとつながることにもなるため全容解明が待たれる。

参考:FNN PRIME