最近、ビットコインは安全資産といった声があがってきている。

新型コロナウイルスや世界経済の影響からダウ平均株価などが下げ相場に転じている中で、仮想通貨市場は上昇傾向を見せている。ビットコインも昨年11月ぶりに100万円を超え、仮想通貨の低迷ムードを払拭している。

こういったことから投資家の間ではビットコインは安全資産であるという声が強まってきている。米調査会社Fundstratの共同設立者であるトム・リー氏は「ビットコインは金などよりも良い、安全な避難場所とみなされている」とツイートした。また、ビットコインは年初来26%以上と資産クラスの中で最も良いパフォーマンスを発揮し、金はビットコインの26%と比べて、わずか3%と指摘している。

またこれはビットコインのみならずイーサリアムに関しても上昇傾向を示している。

世界で様々なネガティブイベントが起きている中、人々は資産を安全かつ手軽に避難させたいと考えたときにビットコインを代表とする仮想通貨に居心地の良さを感じるのだろう。

政府機関による介入がされづらいということが世界の情勢からの独立性を示し、相対的に仮想通貨への信頼につながっているとも言える。不安定な出来事が収まりそうにない昨今においては、他の金融商品以上に価値を増していくということも大いに有り得そうだ。

参考:Thomas Lee(twitter)