ネット通販大手企業である楽天が楽天スーパーポイントを一部の仮想通貨に交換できるサービスを開始することを発表した。

対象となる仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)となっている。

楽天傘下の仮想通貨交換業者である楽天ウォレットのアプリを通じ、1ポイント辺り1円相当の各仮想通貨へと100ポイント以上から任意のポイントを交換可能となっており、休眠楽天スーパーポイントの有効活用が期待される。

楽天ウォレット側としては、今回のサービスを通じて今まで仮想通貨取引に興味を持ちつつも取引に至っていなかった層を取り込む狙いがあるとしている。

これにより楽天スーパーポイントの用途拡大につれ価値も向上すると見られ、楽天スーパーポイント保有者にとっては朗報と言える。

また、多くのウェブサービスへ参入してきた楽天なので独自の仮想通貨を発行するのではないかという噂は過去に何度かあがっており、今回もまたその前段階であるという指摘も聞こえてくる。

マネーロンダリングや詐欺被害を抑えるためにも仮想通貨に関する規制は厳しく締め付けられており、規制の中で発展しあぐねている仮想通貨業界だが、一般に馴染みの深い楽天スーパーポイントから仮想通貨を手にするのは、現金から交換するよりも障壁は低いと感じられ、普及のためのハードルは一段下がったようにも見える。

今後楽天ウォレットは仮想通貨ユーザーに対して楽天スーパーポイントの認知を進めることで楽天グループ全体の連携深まることだろう。

参考:楽天