アメリカのスタートアップ企業でありビットコインATMを展開しているBitstopが、米国最大級のショッピングモールであるSimon MallsにビットコインATMを設置することを発表した。同社は先月、米国で3番目に大きい空港であるマイアミ国際空港にビットコインATMを設置したことでも話題となった。

Bitstopはすでにカリフォルニア州、フロリダ州、ジョージア州にある5つのショッピングモールを含む全国130箇所にビットコインATMを設置、来年末までに500箇所以上拡大する予定としている。

設置場所の拡大をした理由としてブラックフライデーやクリスマスといった買い物シーズンを狙った戦略があり、同社は2つの買い物シーズンにホリデーショッピングしながら、ビットコインを便利に購入できると述べている。

日本においても年末商戦といった言葉はあるが、米国におけるそれは日本とは一線を画す規模で展開する。消費の需要が高まっている最中にビットコインATMを設置し、今後値上がりするかもしれないギャンブル性を含むビットコインの保有を促す狙いだ。人の流れの多いショッピングモールへの設置だけに、ビットコイン相場への影響も十分に考えられる。

ビットコインATMがあらゆる場所に設置されることで今後、現地通貨の調達としてグローバルスタンダードとなれば、海外からの観光客への障壁が一つ減ることにも繋がる。また、直接仮想通貨決済を導入する予定のない古い店舗などへの来店機会を損なわないためにもビットコインATMでのドル出金は非常に役立つことだろう。

Simon Mallsを手掛けるサイモン・プロパティ・グループは米国だけでなく世界各地にモールを持ち、日本でも三菱地所と手を組み2000年に開業した御殿場プレミアム・アウトレットを始め、各地にプレミアム・アウトレットを運営している。これが日本まで波及するか否かはまずBitstopの国外展開の問題と、三菱地所側の意向も関わってくるため全く別の話となるだろう。

参考:Bitstop