カナダの大手仮想通貨取引所であるCoinfield(コインフィールド)がXRPレジャー上で株式やETFなどをトークン化し、それらとのトレードを可能にするプロジェクト「Sologenic(ソロジェニック)」を発表した。

ソロジェニックはブロックチェーン技術を使用してない金融市場の資産と暗号資産を融合させるとしており、従来の金融市場と仮想通貨市場の架け橋ができることに大きな期待が集まっている。

このプラットフォームは利用者の要望に応じ資産をトークン化する機能を提供しているため、世界の証券取引所25社に上場している30,000以上の株式とETFをトークン化することができると説明されている。

コインフィールドは仮想通貨と株式・ETFの取引を仲介するため、独自の仮想通貨SOLOを提供。株式を取引する場合には各企業の株に基づいたSOLOのステーブルコインが発行される。

なお、SOLOはコインフィールドに上場するだけでなく、近い将来ローンチする分散型取引所DEXや他の主要取引所にも上場する予定だとしている。

今のところは金融関連のトークンを中心に発行される予定だが、今後は不動産や金、貴金属なども幅広く取り扱っていくことだろう。

それにより、従来の資産との隔てがなくなり取引が盛んに行われていくことが予想される。

コインフィールドのCEOであるボブ・ラス氏によれば、「仮想通貨の普及に手助けしたい」と説明し、さらに「日本のユーザーの利用も見込んでいる」と語っているため、今後の日本での宣伝活動にも期待したい。

最近、パクソスが金相場のステーブルコインである、パクソスゴールドを発行すると発表したが、取引のしやすさを考えるとソロジェニックで金に連動したトークンの方が他の資産との取引のしやすさを考えれば優位と言えるだろう。

今後、同社からどのようなトークンが出てくるのか注目していきたい。

参考:CoinField(twitter)