史上最年少でボクシングヘビー級世界王者となった元ボクシングヘビー級王者のマイク・タイソン氏。引退後は映画界へ転身し、その後はカルフォルニアの荒れ地にマリファナ農園を開墾するなど、幅広い分野で様々な活動を行っている。

そんなタイソン氏がブロックチェーン業界にも参入してきた。タイソン氏は先日、ブロックチェーンとエンターテイメントを融合し、世界中からアクション映画スターを育成するコンテスト「Fight to Fame」を立ち上げたことを発表した。

同コンテストは、リアリティショー番組として全世界に放送配信され、ブロックチェーン技術の活用により参加者は自身の戦闘ランクを上げたり、ソーシャルメディアアカウントに結果を即座にアップロードしたり、試合をライブ配信したり、賭けたりすることも可能となる。

開発にはCEOのFarzam Kamalabadi氏と、テレビプロデューサーを務めるエミー賞を2回受賞したTim Smithe氏らが含まれる。会長を務めるタイソン氏は以下のように述べた。

「ファイターの経験者として、将来の世代、とくに将来のアクションスター達を指導し、キャリアの成功と公正な報酬への道を確保したいと考えています。彼らのために、このグローバルなプラットフォームを構築することが私の情熱です。」

Kamalabadi氏は「これは世代へ大衆から富を送るということでもありますが、全ての参加者やステークホルダーを通じて大衆へバックされます。ウィン・ウィンの関係だけでなく、全てステークホルダーにとっては複数のウィンとなります。」と述べ、また、試合に関連する合計料金の15%ほどがファイターへ渡ると説明した。

ファイターがより多くのお金を維持できるようにすることに重きが置かれた設計となっており、ブロックチェーン技術を使用することで安全なプラットフォームが提供されるだけでなく、ファイターや他の参加者がすべての資料を透過的にみることができる。

ブロックチェーン技術によってファントークンが作成され、同トークンで試合チケットやVIPサービス、オンラインプラットフォームを通して選手への投票が行えるようになっている。

Fight to Fameの詳しいリリース日などは不明だが、ファントークンの提供は今年の終わりまでにリリースされる予定となっている。