仮想通貨トロン(TRX)の創始者でCEOのJustin Sun(ジャスティン・サン)氏が、世界最大の投資持株会社であるBerkshire Hathawayの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めるWarren Buffet(ウォーレン・バフェット)氏と昼食会を共にする権利をeBayチャリティオークションで落札したことが明らかになった。
3日、仮想通貨メディアのCointelegraphにシェアされたプレスリリースで明らかになった。
Buffet氏と昼食会を共にする権利のオークションは、米国の大手ネットオークション「eBay」が2000年から毎年行っているチャリティオークションで、これまで数多くの著名投資家たちが巨額の価格で同権利を落札してきている。
今年の落札額は456万7888ドル(約5億円)とされており、これまでの最高額の345万6789ドルを大幅に上回り、過去最高の落札額となった。
オークションから得られた全ての収益は、サンフランシスコに拠点を置く非営利団体GLIDE財団に寄付される。同団体は、ホームレスや少数民族出身者、またはLGBTQ志向の人々や、経済的に恵まれず窮迫しているコミュニティなどを代表して、貧困や不平等と戦う慈善事業団体である。
2004年に亡くなられたBuffet氏の妻は、GLIDEのボランティアだったとも伝えられている。それ以来、多くの投資家たちは同財団を支持し、今日までに3,000万ドル以上をオークション代金として集めている。
Sun氏もまた、こうした活動が地域社会のための総合的なプログラムを提供していると説明し、財団に貢献することの重要性を強調した。
「BitTorrentとTRONの米国本社はサンフランシスコにあり、このチャリティオークションへの入札は私たちのチームにとって重要な優先事項でした。私の地元のホームレスコミュニティに支援を提供するGLIDEに、私の入札額が寄付されたことを誇りに思います。」
GLIDEのCEO兼社長であるKaren Hanrahan氏は、「Sun氏によって貢献された入札額は、ホームレス、中毒、飢餓、社会的孤立などの障壁を乗り越え、最大限の可能性を引き出すために100%が使われる。」と強調した。