仮想通貨と言うと投資や取引、決済手段として使用されているのが一般的だが、他の利用方法として投げ銭サービスとしても注目されている。
最近、ツイッターにおいても投げ銭サービスとしてビットコイン(BTC)が使えるアプリがリリースされており、このような投げ銭サービスは増えつつあると言える。
その投げ銭サービスに新たなアプリとして「Engate(エンゲート)」がiOS版にてリリースされた。エンゲートはネム(NEM)のブロックチェーン技術を採用しており、送られたギフトなどは取引履歴としてネムのブロックチェーン上に記録されるようになっている。
エンゲートはスポーツ業界におけるファンとスポーツチームや選手との距離を近づけるため、より親密なコミュニティ形成を担う役目として注目されているアプリだ。
これにより投げ銭として受け取ったチームやクラブは運営費や選手への支援金として使用されるため、投げ銭を通して応援する事が可能だ。
資金力やスポンサーの支援が少ないチーム運営を支えていく事もできるため、不安定さを招いているスポーツ業界を支えていくことができるとして注目されていく事だろう。
特に注目すべき点はエンゲートが投げ銭する事で履歴としてブロックチェーン上に記載される事で支援したと個人の送金履歴として公に残る点と言える。
お金の流れについてはどのように流れているのかは個人でしか把握する事が出来ず、多額の支援をした際には本当に支援をしたのか証拠が必要な時もある。
特に寄付関連においては資金の流れは善意と言う目に見えないものだけがあって、寄付されたお金が不正に使用されれば社会から信用を失いかねない。
スポーツ業界においても、選手やチーム運営においてファンからの支援金を受けたことを履歴にて残せるようであればその後どのように資金が使われたかについてクリーンな証拠に繋がるためエンゲートの役目は曖昧さを無くすために重要なポジションに立っているとも言えるだろう。
チーム側としても投げ銭による支援してくれたファンに対して試合や練習風景のライブ配信やメッセージ動画などのコンテンツでリワード配信するなど工夫をしていくことができる。
今後スポーツ業界だけでなく、様々な業界に対する投げ銭機能としてエンゲートは重要な役目をしていくことだろう。
参考:Engate