ユニセフはブロックチェーンテクノロジーを利用してキルギスのすべての学校へインターネットを提供できないか政府と協議中だと米暗号通貨ニュースメディアのコインデスクが報じた。

ブロックチェーンとはインターネットの上で利用するものという認識があったが、ブロックチェーンを利用してインターネットを提供することが可能なのだろうか?

ブロックチェーンはハードウェアではないため物理的なケーブルでインターネットと学校を結びつけるような直接的な働きかけはできない。ではブロックチェーンを利用してインターネットの提供を図るとは一体どういうことなのか。

現在、Project Connectというプロジェクトにおいてユニセフは世界で15万以上の学校のインターネット接続レベルをモニタリングしており、インターネット環境の改善、監視を行っているが、Project Connectにブロックチェーンソリューションを用いることを検討しているようだ。

Project Connectによりモニターされているうち1560校がキルギスに拠点をおき、その中の半数近くがインターネットに接続していないか、データが不足しているという。

ユニセフベンチャーのChris Fabian氏によると、未だ構想の初期段階にあるがブロックチェーンのいち部分は今年中にやってくる可能性を示した。

Fabian氏は学校やその他重要施設でのインターネット品質の監視、改善に役立つとした上で、ブロックチェーンテクノロジーの可能性が多面的であることを強調した。

参考:coindesk