ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨が大きく下落をしたことでマイニング業者が撤退する事になったが、来年5月頃予定されているビットコインの半減期に向けてマイニングマシン再稼働の準備がされているとの噂が流れている。

特にマイナーが多いと言われる中国において再稼働に向けた準備が進められているようだ。再稼働に向けた具体的な流れとして仮想通貨に特化した集積回路ASICの保有量を増やしていると伝えられている。

海外仮想通貨メディアの8BTCが伝えるところによれば、中国で5年以上に渡りビットコインマイニングを行っているXu Feng氏が以下のように述べている。

「四川省の乾季に操業停止していた大量のビットコインマイニングマシンは、次の雨季に再び稼働し始めるでしょう。」

ここでいう次の“雨季”というのは今年の4~5月のことを指しており、四川省はこの時期は雨季であるため水力発電の効率が上がり、数か月に渡り電気料金が引き下げられるという。

これによりビットコインマイニングに必要とされる電力が補えることもあり、効率よくマイニングをすることも可能となる。

また、中国で最も影響力があるとされているビットコイン億万長者ジャオ・ドン氏は現在ビットコインは買いためるべき時とアドバイスをしており、仮想通貨投資者にとっては興奮するきっかけにもなっている。

マイニング事情とは別に米国のFRB(連邦準備制度理事会)にて金融引き締めが後退したとの報道もあったことで、ビットコインに対してはポジティブな材料ではないかとの見方も出てきている。

マイナーが増加するだけでは急激な高騰は見られないかもしれないが、市場が活性化するきっかけの一つとして期待したい。

参考:8BTC