米アップルの共同創業者であるSteve Wozniak氏がビットコインに対する自身の見解をBloombergとのインタビューの中で明らかにした。

Wozniak氏は昨年1月、「ビットコインは将来世界の単一通貨になり得る」と語り、Wozniak氏自身もその実現を待ち望んでいることを明らかにした。Bloombergがその考えはまだ変わっていないかと尋ねると、Wozniak氏は以下のように語った。

「私たちはビットコインの大規模な価値の破壊を見てきました。ただ、私は“大量の価値が破壊された”ということについてはあまり賛成できません。むしろ、“大量の価値創造が見られた”と私は思っております。」

人の心理が度々市場の低迷を後押しし、不安が価格に反映するとWozniak氏は主張した。Wozniak氏自身はビットコインには「興味がない」と語っており、「実験に使うためのビットコインしか持っていなかった」と明言し、暗号は支払いとしてしか使ったことがないことも明らかにした。

また、Wozniak氏は持っていたビットコインは価格が上昇した際に全て売ってしまったことを明かした。

昨年1月にも、「私はビットコインの価格を見る人にはなりたくないので、全部売りました。」と述べており、今回のインタビューでも改めて投資家としてビットコインに興味がないことを明らかにした。

アップルが最初期に製作したマイクロコンピュータ「Apple1」や「Apple2」をほぼ独力で開発するなど、世界のデジタル業界を変えたエンジニアとして称賛され、「ウォズ」という相性で多く人に親しまれるWozniak氏。

典型的なデジタルオタクで、お金儲けに関しては執着心がないことでも有名だが、それはビットコインについても同じのようだ。

参考:YouTube