世界的SNS最大手FacebookのCEOとしても知られるマーク・ザッカーバーグ氏がハーバード法科大学院教授ジョナサン・ジットレイン氏とのインタビューで、Facebookログインにブロックチェーンを使用することについて潜在的興味があることを明らかにした。
サードパーティーアプリケーションにデータアクセスへの認可を与える際に、独自の権限をユーザーに付与することが出来る可能性に期待している。
Facebookも多くの会社同様にブロックチェーンの研究開発へと投資をしており、今月の初めにはブロックチェーン企業のChainspaceを買収している。インタビューによるとブロックチェーンに可能性を感じているものの、どのように機能させるかには至っていないようだ。
ザッカーバーグ氏曰く、アプリケーションへの権限の許認可を分散化させることで中央集権的仲介者を排除し、データの所有者であるユーザーが絶対となり、開発者をその方針に従わせることを明確にすることが出来るという。こういったメリットの反面、セキュリティ対策への懸念があることも確かなようだ。
近年、ブラウザの予期せぬ動作によりハッカーがユーザーのデータに不正にアクセスすることが事例があったが、分散化してしまえばハッカーによる不正アクセスを強制的に遮断することは不可能になる。
デメリットを排除した上でメリットを享受する理想的な方法は見つかるだろうか。
参考:THE VERGE