日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)は20日、昨年12月31日時点で仮想通貨取引や保有額に関する統計データを公表した。

このデータによれば円建ての仮想通貨保有額ではリップル(XRP)が最も多く、ビットコイン(BTC)を大きく突き放している。具体的な数字としては、XRPの保有額が約989億円であるのに対し、ビットコインの保有額が約656億円であり、約300億円以上もの差を付けている。

XRPはリップル社のソリューションにおいて、世界でのあらゆる金融機関が国際送金分野で実証実験を行っており、送金コストの削減、送金速度の向上に好評を受けている事から、実利用に前向きな金融機関が日を重ねるごとに増えてきている。

採用に前向きな金融機関が増えてきていることで日本にとっては将来性を見込み、一時的なトレードだけでなく長期的にXRPを保有していこうと考える投資家が増えてきていると見られる。さらに今回のXRP保有額が最も多かったことに日本人の国民性にも関わっている事も考えられる。

日本人は世界的にも投資より貯蓄を好む傾向であり、またリスクを好まないことも挙げられる。例えばXRPは国際送金にて使われていくブリッジ通貨と言う担保があるが、ビットコインについてはそのような担保的な要素が一切ない。

様々な仮想通貨が日々誕生しているが、今後もXRPなどの主要仮想通貨は上位を維持していく事だろう。

参考:JVCEA