中央ヨーロッパに位置するリヒテンシュタイン公国において郵便サービスを手掛けているPost AGがビットコインの交換サービスを開始する計画をしていることが分かった。

このサービスは当初、ビットコイン(BTC)から始め、将来的にはイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)なども取引に対応するとしている。

発表によれば、まず首都ファドゥーツにある郵便局にて法定通貨からビットコインへの交換を開始し、利用者には購入後にハードウォレットが配布される。

リヒテンシュタインはスイスと同様、世界的に仮想通貨歓迎国として知られている。仮想通貨は下落傾向だと日本の投資家が考えている反面、スイスとリヒテンシュタインでは仮想通貨関連ビジネスは拡大されている。

まだ仮想通貨を交換する方法として両国は容認しているが、小売店においての決済手段として普及される可能性も十分に考えられる。仮にそうなれば両国の法定通貨であるスイス・フランとは違う通貨の役目をしていく事だろう。

郵便局は消費者にとって身近な窓口であることから、他国で仮想通貨に肯定的な姿勢を示している国は導入に向けて参考にしていくことも考えられる。

これによりますます仮想通貨は需要が確立されていくことにもなり、市場も安定していく可能性が出てきた。

参考:Post AG