Twitterの共同創設者であり現CEOを務めるJack Dorsey氏はビットコイン(BTC)に注視し続けていることでも知られているが、アルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)が台頭していく昨今でも他の暗号資産がビットコインの座を脅かすことはないと信じていることを、ビットコイン情報を配信するポッドキャストStephan Liveraにて改めて説明した。

暗号資産分野では様々な新しい興味深いアイデアが出てくるかもしれないが、それらが十分実用的で良いアイデアであるならば、最終的にはビットコインに統合可能であることを根拠とした。また、米コメディアンであるJoe Roganの主催する別のポッドキャストでもビットコインはインターネットのネイティブな通貨になりうると考えていると語った。

Dorsey氏はモバイル決済アプリのSquareも開発したことでも知られるが、Square Cash AppではビットコインのLightning Networkが採用されると発表した。Lightning Networkはビットコインの弱点を大きく改善させうる機能でトランザクションに掛かる時間やスケーラビリティが問題とならなくなる。

これらのアイデアはビットコイン特有のものではなく他のコイン発祥のものかもしれないが、ビットコインがこういった機能を統合していくことができれば結局ブランド力において勝るビットコインを破ることは他のコインには出来ないであろうという考えだ。

インターネットに感じた魅力と可能性に投資し成功を収めたJack Dorsey氏のTwitter, Squareに続く第三の矢となり、2017年末のピーク以降好材料に乏しいビットコインが未来を切り開いていけるだろうか。

参考:CCN