米ネバダ州ラスベガス市の技術ディレクターであるマイケル・リー・シャーウッド氏は、カジノの街として世界的にも知られているラスベガスを都市の公共サービスにブロックチェーン技術を活用することで、新たなスマートシティへと成長させる取り組みを行っているとコメントした。

同氏はすでにブロックチェーン技術を利用するため、様々な技術パートナーと協力しており、「2019年内にはブロックチェーン技術を使用するようになる」とも語った。

ラスベガスは住む人々のためにサービスを改善し、生産性をも向上させることを目指していることから、あらゆるパートナー企業と協力しブロックチェーン技術の特性を生かすことを模索している。

現在ラスベガスは様々な店舗にて仮想通貨決済を導入しており、映画館や美容院、ナイトクラブやガソリンスタンドまで利用することができる。世界中から観光客が訪れるラスベガスでの仮想通貨決済は理にかなっていると言えるだろう。

さらに昨年10月にはネバダ州にある大通りラスベガス・ストリップにオープン予定のエンターテイメント施設であるカインド・ヘブンがネムのブロックチェーン技術を利用したデジタルグッズの取引市場の形成に取り組んでいることを発表した。

デジタルグッズにおいてはたびたびブロックチェーンニュースにて話題となっているが、ラスベガスでのエンターテイメントシティにおいては本格的に取引市場が出来上がれば需要が増えていくと考えられる。

さらに、ラスベガスがあるネバダ州では同州のエルコ郡にて65,000エーカーの砂漠地帯にてブロックチェーン技術を用いた大規模なスマートシティを構築する計画に取り組んでいることもあり、ネバダ州は全米においてもシリコンバレーを抜く技術の拠点になっていく可能性もあるだろう。