韓国大手取引所Coinoneの子会社である「Coinone Transfer」が、リップル社の金融機関向けの送金システムであるxCurrentを活用した国際送金サービス「Cross」を開始した。10日、リップルが公式ホームページで報じた。
リップルによると、Coinone TransferはRippleNetに参加しているタイのSiam Commercial Bank(サイアム商業銀行)と、フィリピンの質屋併設店舗Cebuana Lhuillierを通じてサービスを提供していくという。タイやフィリピンからの労働者が多い韓国では、両国への送金サービスの需要は少なくないだろう。
Coinoneは今年5月、xCurrentを使用するためリップル社のブロックチェーンネットワークであるRippleNetに参加し、xCurrentを実装する韓国初の取引所となった。リップルによると、Crossはその高度なブロックチェーンの技術を使い、銀行に頼る従来の送金オプションを使用する他の銀行との差別化に注力しているという。
Crossは国際取引を「銀行預金と同じくらい簡単に」行うことを奨励しており、今後は積極的な同サービスの地域拡大を目指していくことを示した。
参考:Ripple