これまで数々のブロックチェーンに関わる特許を申請しているアメリカン・エキスプレスの子会社が、レシートの記録にブロックチェーンを活用したシステムの特許を申請したとUSPTO(米国特許商標庁)によって公開された。

特許の出願者はアメリカン・エキスプレス・トラベル・リレイテッド・サービシズ社で、レシート画像の記録、受信、送信を行う方法が記述されている。

現在、レシートの表示方法はレシートを扱う各企業毎によってばらつきがあることから、今回の特許をきっかけにレシートの統一化に繋がることも考えられる。

申請書によれば、同技術によってユーザーが携帯端末を用いてレシート画像を取り込めるとし、光学的文字認識を用いて画像を解読、その画像を関連記録、つまり取引履歴と照合するとしている。

この特許により、効果が見られる点としてレシート紛失後の商品の返品に対し、保証に対応してもらうために、万が一レシートが紛失したとしてもサービスが受けられないということが無くなるメリットが生まれる。

また、悪質な購入者に対しては、その商品が対象の店舗で購入された物かをはっきりと把握するためクレーム処理に対しても効果を発揮することができる。

アメックスの今回の申請によりレシートの統一化、消費者が購入後に販売店にて受けるアフターサービスを受ける際の確認が効率化されることだろう。

参考:USPTO