ビットコインの支払いサービスのスタートアップであるAbraの創始者Bill Barhydt氏は、SECは来年にはビットコインETFを承認するだろうと予想した。

SECによる一連のETF却下や延期が話題となっているが、Barhydt氏は、その原因はSECが求めている財務原則に合致していないからだと述べた。4日に報道されたCNBCの番組“Squawk Box Europe”内にて、Barhydt氏は以下のように語った。

「このSECの一件は、率直に言うと、アプリケーションを実行している人間が、承認をするSEC側の人の型にはまっていないからだ。例えばの話だが、私は以前ゴールドマン・サックスへ務めていたが、おそらく今の私の服装からは想像できないだろう。この格好でSECへ行き、ETFを申請して承認してもらいに来ました、と言っても無理な話である。」

今年に入って、SECはWinklevoss兄弟が提案したETFを拒否し、VanEckとSolidXの提案したETFについても延期した。仮想通貨の支持者の多くは、SECによる承認は仮想通貨が大手銀行や一般消費者によって信頼されるメインストリームとなる上で、欠かせないステップであると信じているだろう。

しかし、今年は大幅に価格は下落し、この不安定な価格の動きによって主要金融機関が業界から撤退していく可能性も出てきている。

Barhydt氏は、SECによるETF承認を得るためには、SECの希望する方法を“見て、感じ、匂える”ような人材が必要であると述べた。また、同氏は、評判が良く信頼度の高い金融機関からの申請は、小規模の会社やスタートアップよりも申請が許可される可能性が高いと言う。最後に、Barhydt氏は明確な期間を予想してインタビューを締めくくった。

「(ビットコインETFの承認は)来年には起こるだろう。実際、私は来年起こることに賭けることになると思う。あまりにも需要がありすぎる。」

参考:CNBC