株式会社サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは1日、ブロックチェーン分野におけるサービスの研究・開発強化を目的にブロックチェーンスタジオを設立したことを発表した。
近年、ブロックチェーン技術は仮想通貨以外の様々な分野への利用が拡大しており、サイバーエージェントグループにおいても幅広い事業で今後の活用が見込まれる中で、広告事業におけるブロックチェーン技術の活用およびサービス開発・研究を目的としてブロックチェーンスタジオを設立したという。
これまで、サイバーエージェントではブロックチェーン技術を活用した広告サービスについて研究・開発に取り組んでいたが、ブロックチェーンスタジオを設立することで、ブロックチェーンテクノロジーに関わるエンジニアやビジネスデベロップメントを組織化し、サービス開発・研究の効率と技術力の向上を図る。
また、新たに社内外からエンジニアを採用し、開発体制を強化するほかに、これらのエンジニアの技術力向上をサポートする環境作りや新たな制度の導入を行っていくとしている。
ブロックチェーン導入の流れは世界中に行われていることでサイバーエージェントとしてもその流れに乗り遅れないように今回立ち上げられたと考えられる。
アドテクスタジオは現在、サイバーエージェントグループのアドテクノロジー分野をはじめ、AI・ロボットサービス分野における各サービスの開発を行うエンジニアの横断的組織を行っており、2013年10月1日に設立後、4つの子会社を包括し、約200名のエンジニアによってRTB(リアルタイムビッディング)広告を支えるSSPやDSP、AI・ロボットサービス事業など約20のサービスを提供している。
参考:サイバーエージェント