Ripple(リップル)社は14日、XRPとXRPLedgerを活用する事業の支援を目的としたプロジェクト「Xpring(スプリング)」を発表しました。

リップルはこれまでXRPやXRPLedgerの新しいユースケースを模索しており、今年1月にオムニ、4月にはブロックチェーンキャピタルにそれぞれ2,500万ドル(27億4,000万円)相当のXRPを投資しており、両社ともXpringのサポートを受けています。

今回の発表の中で、XpringとRippleの開発者プログラムを率いるリップル社のSVP(シニア・バイス・プレジデント)である、Ethan Beard氏は以下のように述べました。

「私は新しい技術開発を行うスタートアップを支援することが好きです。ブロックチェーンとデジタルアセットは重要な問題を解決する能力を持ち、速度、スケーラビリティ、現実のユースケースを実証したXRPは、スタートアップや起業家がビジネスを構築するための素晴らしいツールです。」

また、リップル社の吉川絵美氏は以下のようにツイッターに投稿しており、ここからも新しい技術によるXRPエコシステムの拡大が期待されます。

既に、Xpringのサポートを受けているSB Projects創設者であるScooter Braun氏は、以下のように述べています。

「XRPのようなブロックチェーン技術とデジタルアセットは、アーティストに新しい流通チャネルと収益源を提供します。これにより芸術的自由に多くの空間を作り出します。私たちはエンターテイメント業界で初めてブロックチェーンを活用することに興奮しています。これは、XRPの使用例をさらに増やし続けるための始まりにすぎません。」

Xpringで、実際にXRPを活用したり、XRPLedgerを技術開発していく企業が増えることで、これまでリップル社が進めている送金に関する取り組み以外でもIoV(価値のインターネット)が実現されることに期待されます。

参考:Ripple