米スターバックスの会長である、Howard Schultz(ハワード・シュルツ)氏は、仮想通貨は消費者に定着するだろうとし、必ずしもビットコインではないと、25日の決算発表の中で語りました。
シュルツ氏は、仮想通貨とその根幹技術であるブロックチェーンが消費者の間で普及していくのには時間がかかると考えており、以下のように述べました。
「私はビットコインが今日であろうと将来であろうと通貨として信用していません。ブロックチェーンによる新技術が短期間で普及することはないと考えています。これはビットコインに限りません。」
今すぐに(短期間で)仮想通貨が普及するということはないとしながらも将来的には、その可能性を示唆しているようにも受け取れます。また、以下のように付け加えました。
「私は会社と消費者行動の将来について考えており、将来、ブロックチェーン技術により、正当で信頼できる仮想通貨が1つか、2つ存在すると個人的に信じています。」
また、スターバックス独自の仮想通貨を発行する予定はないとし、この「正当で信頼できる仮想通貨」についても、どの通貨であるかは明確にしていません。しかしながら、ビットコインに対しては懐疑的であると見られる今回の発言から、ビットコイン以外の仮想通貨が将来的にスターバックスでの支払いに対応する可能性は考えられます。
仮想通貨、ブロックチェーン技術の発展に伴いキャッシュレス化が進む中、スターバックスという大手飲食もこのような動きを見せており、今後の展開が注目されています。
参考:MONEY