トライデントアーツ株式会社は16日、ブロックチェーンを相互接続し、運用するサービスを企業・法人向けに提供を開始することを発表しました。サービス申し込みの受け付けは2018年2月1日より開始し、順次サービスを提供していく予定です。

このサービスは、複数のブロックチェーンプラットフォームとの間における情報のシェアと支払いを即時に実行可能にするもので、トライデントアーツ社ではすでにイーサリアムとHyperledger Fabricとの間で異なったトークンを交換し、送信する技術開発を完了しています。

さらに、仮想通貨プラットフォーム（例えばリップルやビットコイン等）との相互接続の開発も順次進めています。この技術はOSS（オープンソースソフトウェア）のInterledger Protocol（ILP）をベースにトライデントアーツ社が独自開発したものですが、将来的にはオープンソースソフトウェアとして公開することを計画しています。

2018年2月1日のサービス受付開始時については、日本企業のProof of Concept（実証実験）で使用するブロックチェーンの相互接続の環境を提供するとしています。

このサービスを使うことで、企業は単独のブロックチェーンプラットフォームにロックインされることなく、最適なブロックチェーンプラットフォームを選ぶことができるようになるといいます。

ブロックチェーン技術やトークン、仮想通貨などというと、その価格にばかり注目されていますが、こういったテクノロジーが日々進化し続けているということにも注目しておきたいですね。トライデントアーツ社による今後のサービス展開に期待されます。

参考：TRIDENT-ARTS