16日、米Ripple(リップル)社は同社が提供する送金ソリューション、RippleNetにアメリカン・エキスプレス(アメックス)が参加したことを発表した。

この発表ではアメリカン・エキスプレスの提供するFX International Payments(FXIP)事業において、サンタンデール銀行と提携し、米国・英国間での国際送金にリップル社のブロックチェーン技術を活用するという。REUTERSによると、顧客はすでにこのサービスを利用しており、今後サービスを拡張していく予定としている。

アメリカン・エキスプレスのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるGreg Keeley氏は以下のように述べた。

「私たちはブロックチェーン技術が、顧客へのサービスにおいていかに大きな革新をもたらしているかを見てきました。今回のRippleとの提携は、国際送金の処理速度を高めるだけでなく、顧客の取引をより効率的にします。」

また、サンタンデール銀行のグローバルヘッドであるJose Luis Calderon氏は以下のように述べた。

「今回採用したブロックチェーン技術は米国・英国間に新たなチャネルを開き、国際送金において非常に大きな事業機会を提供します。先進的なビジネスとのコラボレーションにより、画期的で安全、かつ摩擦のない送金ソリューションを提供することが可能になり、我々の"Simple, Personal, Fair"という哲学をアメリカン・エキスプレスと、その顧客にまで広げることができます。」

リップル社のCEOであるBrad Garlinghouse氏はCalderon氏の発言に同意するように、今回の提携について以下のように述べた。

「以前まで数日かかっていた送金がリアルタイムで完了し、今日のビジネスのように早くお金を動かすことが可能になります。これはまだほんの始まりに過ぎません。今後このパートナーシップをさらに拡大し、アメリカン・エキスプレスFXIPの他の顧客にも支援することを楽しみにしています。」

今回のアメリカン・エキスプレスとの提携の発表を受け、仮想通貨リップル(XRP)の価格が反応、一時30円台と高騰した。17日14時現在では約26円と、直近24時間の変動は約8%のプラスとなっている。(CoinMarketCapの統計より)

Ripple Charts(CoinMarketCapより)

リップル社ではこれまで一貫して国際送金にフォーカスし、そのネットワークを拡大してきた。先月にはCuallix社が米国からメキシコに実送金を行ったことでも話題となった。アメリカン・エキスプレスによるリップルソリューションを活用した事業展開が期待されている。

参考:Ripple , REUTERS