22日から3日間にかけてRipple(リップル)社はカウントダウンのツイートをしていたが、どのような発表がされるのか、これに大きく期待していた方も少なくない。そして25日午前1時ころ(日本時間)、遂にカウントダウンが0になった。

今回のツイートでは、リップルによるカンファレンス「Swell」を開催することが発表された。開催地はトロント、期間は10月16日から18日にかけて3日間。また、ここでの登壇者が錚々たるメンバーとなっており、「WorldWideWeb」の開発者としても著名なティム・バーナーズ・リー氏と、前FRB(米連邦準備制度理事会)議長のベン・バーナンキ氏が基調講演を行うとしている。リップル公式サイトでは、その他の登壇者も発表された。

リップル公式Twitterでのカウントダウンということもあり、さまざまな憶測も飛び交っていた。現在開催されているジャクソンホールでのFRBシンポジウムに関するものなのか。また、Alipayや、SBI関連、中にはSWIFTとの提携まで予測している方も散見され、過度に期待をした分、今回の発表を残念だとする声も見られる。

しかしながら、バーナンキ氏が仮想通貨のカンファレンスで講演をする場というのはとても貴重であり、ビル・クリントン元大統領やバラク・オバマ元大統領などの国家経済顧問を務めたジーン・スパークリング氏がインタビューを行うとしている。バーナンキ氏がリップルについてどのような内容を話すのかにも期待したい。

おそらく今回のカウントダウンはこれで終わり、材料が出尽くしたかのように一斉に売りが出ており、25日15時現在では1XRPあたり0.22ドル(約24円)、前日(24時間)比では12.6%のマイナスとなっている。今後、10月のカンファレンスにかけて上昇に向かうか、それともしばらくは下げ相場が続くか、ここでの買いは慎重な判断が求められる場面である。

目先は10月16日から行われるカンファレンスSwellに向いており期待が高まっている。9月12日にはさらなるアジェンダ詳細も公開されるとのことで、そちらの発表も注目されており今後の展開から目が離せない。

参考:Ripple