毎日のように新しい仮想通貨が生まれている。先日1日に誕生したビットコインキャッシュ(BCH)は、翌日にも1,000種類以上ある仮想通貨の中でも市場全体での時価総額3位に颯爽と位置した。(CoinMarketCapの統計より)
時価総額3位と言えば、リップル(XRP)が温めていた席。SBIやGoogleが出資するなど、好材料が多く将来性に期待されているリップルだけに、これを気にする声も散見された。
投資するにあたってひとつの指標として時価総額は重要視する必要があるが、こと仮想通貨においては市場規模が小さく、またボラティリティ(価格変動率)が極めて高いため、数億ドルで市場内での順位が入れ替わることもしばしば見られる。
4日12時現在ではリップルが時価総額3位に戻り、ビットコインキャッシュは4位に位置している。まだ世に出てから3日しか経過していないので、ビットコインキャッシュを取り扱う取引所は少ない。国内では対応していく取引所もところどころ出てきているが、今後の展開も不透明な点が多いので、もうしばらく様子見をしたい。リップルは1XRP/0.174USD(約19円)で前日(24時間)比で約1%のプラスとなっている。ここは堅調に価格を上げていくだろうか。
目先のニュースでは事業者登録次第、国内での仮想通貨取引所「SBIバーチャルカレンシーズ」がスタートする予定。大手参入により仮想通貨の取引が活発になることは想像に難くない。これを好材料と見てリップルの価格も上がるとの予測もあり、市場では早くも口座開設を希望する声が散見される。期待が高まっている中、今後の動向からますます目が離せない。