アメリカ合衆国テキサス州の都市ヒューストンで、消防士の公的年金基金がポートフォリオに暗号通貨ビットコインとイーサリアムを組み込むことを木曜日発表した。
「ヒューストン消防士救済および退職基金(HFRRF)」は発表において「この投資は、米国の公的年金制度によるデジタル資産への最初の発表された投資」であると述べ、総額55億ドルで運用される基金のうち2500万ドル分をビットコインとイーサリアムに割り当てる事となった。
HFRRF年金基金は6600人以上の現役、および退職した消防士のための基金となっており、ヒューストンの消防士は基金のために給与の9%を寄付し、その2倍以上にあたる金額をヒューストン市が負担している。
HFRRFの最高投資責任者である Ajit Singh氏は「私達はしばらくの間デジタル資産の変革の可能性を研究してきたが、もはや無視できない資産クラスになった」と語り、「この投資は、仲介者からの価値の蓄積の開発と民主化のための分散型台帳技術の破壊的な可能性に対する私たちの信念を表している」と述べた。
また、Singh氏は先物関連の投資によるリスクを追うことよりも直接暗号通貨に投資することを好んだと考えを明かし、実際のトークンを持つことで将来的に収入を生み出す可能性があると展望を語った。