韓国版カラオケと言われる「ノレバン」がCOVID-19パンデミックにより打撃を受ける中、トークン駆動のノレバンアプリが人気を集めているとして話題になっている。

韓国発のブロックチェーンベースノレバンアプリ「Somesing」は約半年でユーザーベースを倍増させ、40万ユーザーのマイルストーンを達成したことが発表された。

地元メディアの発表によれば、パンデミックの影響によりノレバンの実店舗は少なくとも2,137店が閉店に追い込まれているという。

Somesingでは、ユーザーがお気に入りの曲に合わせて歌った音声をアプリにアップロードすることが出来、トークンによってアップロードされた歌声に報酬を与えることが可能となっている。

Somesingを運営するEmel Ventures Inc.によれば、トークンの売上の半分がメンテナンス費用や、アプリへ提供された楽曲への著作権料の支払いなどにされていると述べられている。

実店舗の経営者にとっては逆風となっているパンデミックだが、人々がコンテンツを楽しもうとする需要までは奪うことは出来ず、その他のエンターテイメントに関しても、映像作品紹介のためのプラットフォームや、デジタルブックの取引プラットフォームなどがトークン駆動により開発されてきており、デジタル資産とデジタルコンテンツの親和性の高さは広く認められつつある。