Ethereumは、先月から開始してきたデポジットコントラクトが16,384バリデータから32ETHずつを募ることに成功し、協定世界時で12月1日21時00分23秒にビーコンチェインにおいてジェネシスブロックが実行された。

これはEth2.0に向けた4つのフェーズの最初の段階にあたるフェーズ0のスタートを意味し、Eth2.0におけるコンセンサスアルゴリズムProof of Stake(PoS)のバックグラウンドにあるメカニズムの準備が整ったことを示す。

今後はEthereumのシャーディングに関連つけられたデータの追加、保存、取得を含むフェーズ1、フェーズ2でシャーディングに実行権限を加え、スマートコントラクトを全てのシャードで実行出来るようにし、フェーズ1と2の間のフェーズ1.5で現在動くEthereumをEthereum2.0に移行していく。

デポジットコントラクトで募集していたバリデータはリリースへ向けた閾値であり、現在もバリデータは引き続き募集中となっている。バリデータが集まるごとにステーキングの推定年率は下がっていく仕組みとなっており、現段階の約95万 ETHデポジットで約16.1%、最大の1000万 ETHがデポジットされるころには約4.9%になると説明されている。

参考:Eth2 Launch Pad