ブロックチェーン決済のRippleが7日、中東・北アフリカ(MENA)地域で最大級の金融センターとして知られるドバイ国際金融センター(DIFC)に地域本部を設置したことをDIFCが発表した。
DIFCによればリップルは、革新的な規制、広範なネットワーク、および主要なグローバル金融センターとしての評判から、DIFCを選択し、金融の未来を形作るビジョンを共有しているという。
DIFCのCEOであるArif Amiri氏曰く「DIFCのワールドクラスのプラットフォーム、法律、規制を活用することで、フィンテック企業は地域最大の金融エコシステムの一部を形成する他のDIFCのクライアントと協力することが出来る」と語り、センター内にある230以上のフィンテック企業とRippleとの連携は金融の未来を推進する鍵となることに期待を寄せた。
RippleのCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏は米国によるブロックチェーン規制に不満を述べており、Rippleの海外移転をほのめかす発言も以前に出ていることから、このドバイでの地域拠点設立がその足がかりになるのではないかという声も上がってきているが現実的な動きは未だ見られない。
参考:DIFC