SBIホールディングス株式会社とその子会社SBIリクイディティ・マーケット株式会社は本日、ブロックチェーン/分散型台帳技術を用いた外国為替取引データのコンファメーションシステム「BCPostTrade」を4月より提供開始することを発表した。

「BCPostTrade」は、米R3の「Corda」を実装した外国為替取引のコンファメーションシステム。従来電話やメールによる手作業で行われていたコンファメーション業務をブロックチェーンによるオペレーションに移行することで、情報の確認漏れやメールの誤送信といった人的オペレーションミスを排除する。

SBIリクイディティ・マーケットは「BCPostTrade」の活用により、コンファメーション業務におけるオペレーショナルリスクを低減し、プライバシーの保護、並びにブロックチェーンならではの改ざん耐性の確保を図る。これにより取引データの同一性が保証され、照合作業の信頼性が向上。また情報伝達がリアルタイム化することでバックオフィス作業へのシームレスなデータ連携が可能となる。

システム開発はSBIリクイディティ・マーケットが主体となり、Cordaパートナーである株式会社シーエーシーが協力。SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社が実用化フェーズへ向けて統括して進め、業務仕様に関して株式会社SBIプロセス・イノベーターが参画するなど、グループ企業の強みを活かしてきた。

参考:SBIホールディングス