Sonyから販売されているバーチャル・リアリティ・ヘッドセット「PS VR」が発売から4ヶ月で91万5000台を販売した。この数字は、Sonyの販売目標である6ヶ月で100万台をゆうに達成できる見込みだ。ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)のCEOアンドリュー・ハウス氏がニューヨーク・タイムズの取材に応じ、このことが明らかになった。
現在、売り切れ続出で入手困難な「PS VR」だが、ハウス氏によると、4月までに供給が改善すると語っており、今秋には、ソニーは中南米での販売をスタートする予定だ。ソニーの競合のFacebookやHTCのOculusは、プレミアムヘッドセットの販売を発表していないが、SuperData Research社によると、昨年末までに24万3000台のOculus Riftと42万台のHTC Viveが販売されていると推測している。
2016年10月13日に発売された「PS VR」は同社の人気ゲーム機「PS4」と連携させて使用する。また、「PS4」に対応のアプリをインストールすることで、スマートフォンとの連携も可能となるVRコンテンツも発表されている。VR市場全体を見渡す限り、「装着感」や「VR酔い」といったことや、対応する「コンテンツ」や「価格帯」からも普及率の足止めをしているが、「PS VR」ではそのような衰えを見せず、今後も普及を加速させていく勢いだ。