米国の暗号資産マネジメント会社、Morgen Creek Digitalの共同創業者であるアンソニー・ポンプリアーノ氏が先日、イングランド銀行総裁であるマーク・カーニー氏がリブラのようなデジタル通貨が世界の準備通貨として代わるべきと発言したことに対し、デジタル通貨の採用が急速に進んでいることをツイートした。
さらにアルトコインがいつ上昇するのかのコメントについて、ほぼすべてのアルトコインは最終的に無価値になるとの考え方を示した。
同氏と同じような発言している人も少なくなく、実際にビットコインが回復傾向に向かっているにも関わらず、アルトコインが下落に進んでいるのも事実である。
アルトコインが無価値になると語るポンプリアーノ氏は、以前に自分自身が純資産の半分以上をビットコイン(BTC)で保有していると明かしている。
ツイッター社のCEOであるジャック・ドーシー氏も他のアルトコインを一切持たず、ビットコインのみを保有しているのも有名であることから、長期的な魅力はビットコインのみにしかないと見られている。
では、イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの主要なアルトコインは高い評価を受けているにも関わらず、今後も生き残るのは難しいのかの問いにポンプリアーノ氏はXRPは実質的にリップル社によって操作されているために嫌う人は存在していると述べており、銀行と同様に信頼していないとも語っている。
非中央集権主体としているビットコインはもはや反社会的な行動を示しているとされ、政府や金融分野に期待を持てない人々に対して安心感を与える存在へとさらに進んでいくことだろう。
実際にベネズエラやアルゼンチンに対しても米ドルや他の法定通貨、さらにイーサリアムなどのアルトコインの購入には拍車がかからず、ビットコイン購入一本に関わっているとさえ見られる。
しかし現在、多くの企業がイーサリアムやリップルに関わっているために、すぐには消滅されていくとは考えづらいが、新しいイノベーションが出てくることでビットコインを越える存在へと対抗できるかは不透明と言える。
今後、ビットコインはさらに躍進していくかについて、ポンプリアーノ氏と同様の発言をする人々が増えていくことも考えられる。