米国税関・国境警備局(CBP)の関係者が、ブロックチェーンと生体認証技術により旅行業務システムのセキュリティ面と効率について強化できることを最近行われたサミットにて語った。

CBPのプログラムマネージャーであるSikina Hasham氏によれば、大きな成功を収めている分野として顔認証と生体認証データを挙げており、米国に入国したいと考えている人と実際に飛行場に搭乗する人が同一人物であるかを確認するために作成したサービスがあると言う。

同氏はさらに他の管轄地域の組織との連携によりブロックチェーン技術を使用してデータ共有することで、従来のデータベースよりもはるかに安全そして高速にデータのやり取りができるともコメントしている。

米国においてはトランプ政権においてメキシコとの国境に壁を設置する事で設置費用をメキシコ側に要求する事も話題となっているが、一部の国民からは批難されていることもあり、設置費用や国民からの支持を得るにはどうすればいいのか模索している状況にもなっている。

今後ブロックチェーンによる国境管理が容易にそしてコストを削減することができると確証を得られたと確信したのであれば、いち早く導入に進んでいく事だろう。

参考:Skift