世界で多くの人が利用している大手ファストフード店マクドナルド。日本全国でもチェーン展開しているが、フィリピンのマクドナルドにて仮想通貨の活用の流れが出てきている。
NEM(ネム)のブロックチェーンをベースとしたロイヤルティ報酬サービスを手掛けているLoyalCoin(ロイヤルコイン)がフィリピンのマクドナルドと提携を結び、新しい報酬プログラムの提供を開始すると発表した。
同社が発行している仮想通貨LYLはサービスに対応している企業やブランドから商品やサービスを購入することで受け取れることができるようになっており、LYLはKryptono、RightBTCの仮想通貨取引所にて取引できるようになっている。
マクドナルド自身は昨年8月にビックマック誕生50年を記念し、MacCoin(マックコイン)を発行し世界各国にて配布されたが、物理的なコインであるため、仮想通貨やブロックチェーンと関係はないものとなっている。
今回の提携により利用者側はロイヤルコインが提供しているアプリをダウンロードして登録したユーザーが無料のハンバーガーを受け取ることができる。
ロイヤルコインの提携により今後2つの要素を見い出すことができる。
1つは仮想通貨が企業と提携する事で仮想通貨同士の競争が活発になること、もう1つがただキャッシュバックやおまけに満足できないユーザーがロイヤルコインなどの仮想通貨を取得する事で長期保有後売却する事で利益を増やす可能性を見い出すことができると言える。
日常生活において少しでも仮想通貨が増えたり、サービスを受けられる事で既存のサービス提供している企業にとってはライバル視する見方を今後してくるかもしれない。
ロイヤルコインの提携によって多くの企業がブロックチェーン企業、プロジェクトと関わることも考えられ、仮想通貨保有もさらに私たちの身近な習慣になってくることだろう。