アメリカの通信会社Vonageの子会社であるNewVoiceMediaが、ブロックチェーン技術を用いて音声通信のデータを安全に記録・管理する技術を申請していることがわかった。12日、米国特許商標庁によって公開された。
この技術は電話などの音声通信を安全に記録するシステムとなっており、音声ファイルの作成から保存まで実行できる。
ブロックチェーンネットワークを使用するためユーザー側は難しい知識を必要とすることなく、ユーザー認証と承認によるアクセスを合理化できるように設計されている。
これにより個人的な通話や発言に対する証拠など、社会的に大きな役目をしていくことも期待できる。
電話に対する盗聴については様々な問題を引き起こしており、プライバシーを保護する面では大きな効果を成すと見られる。特にスマートフォンによるアプリでの通話部分に適用するには良いだろう。
ブロックチェーン技術によるデータ通信の安全性を向上させる取り組みは、アメリカ航空宇宙局(NASA)や航空機情報などフライトに関するデータを送信する際に効果が得られると期待されている。
セキュリティやプライバシーを確保する際にかかっていたコストを抑え、改ざん不可にさせるブロックチェーンは様々なプライバシー問題を解決させることだろう。