仮想通貨支持派であり、積極的な発言を繰り返しているジョン・マカフィー氏が、今後自家用ボートを使用し、海上からコメントを配信するとしている。
海上でコメントを配信する理由について、1月22日にマカフィー氏自身が投稿したツイートで、「内国歳入庁(IRS)から仮想通貨に関する重罪で起訴されたためボートで逃亡生活を送っている」と報告している。
同氏のツイッターでのビデオでは、自身がテネシー州の裁判所職員から犯罪行為において仮想通貨の使用として告発を受けたことを説明している。告発対象にはマカフィー氏以外にも妻や、2020年大統領選挙運動での4人のメンバーも含まれており、現在はテネシー州の大陪審から召喚を受けている状態だと言う。
同氏は税金に対しては未払いであることを認めているものの、自身にかけられている疑いが何なのか正確に把握していないとも述べており、IRSからの召喚に対しても、言論の自由を奪おうとしていると多少開き直りに見られ、あまり説得力がない説明をしている。
マカフィー氏によれば米国の税金制度は違法なものであると語り、これまでに何千万ドルの税金を支払ったにもかかわらず、価値のあるサービスは受けていないとし税金は支払わないと語っている。
現在同氏はボート上にて逃亡生活を送っているが、自身の居場所については明らかにしておらず、投稿されている動画からベネズエラに向かっている可能性があるとの意見が出ているものの詳細は不明だ。
ベネズエラに関しては世間で否定的な見方をしている人々が多いため実際にベネズエラに亡命するようであれば、同氏の発言力は薄まり、効果も乏しくなっていくことだろう。今後、同氏がどのように行動していくのか、続報を待ちたい。