楽天グループ傘下のみなし仮想通貨交換業者である、みんなのビットコインは7日、楽天カードから出資を受け、資本金を7億3,000万円に増資したことを発表した。
増資した理由として財務基盤を強化し、事業拡大、サービスの利便性と安全性向上を図るとしている。
みんなのビットコインは昨年10月に楽天グループの傘下となってから2度目の増資となる。金融庁が法整備やルール作りを進め、仮想通貨市場も大幅に下落するような混乱がないと市場関係者が落ち着きを取り戻していると見解を示していることもあり、これから本格的に仮想通貨に対し力を入れていく。
今回の増資では、事業の拡大やサービスの利便性と安全性の向上を図るとしていることから、みなし業者からさらに正式に登録されるのではと関係者側から見られている。
楽天は現在、海外においてメッセージアプリViberを通じ、ロシアで独自通貨である「楽天コイン」を今年にも発行する計画を立てている。メッセージアプリと言うと国内ではLINEが知られているが、ロシアにおいてはVIberのほうが圧倒的にユーザーが多い。
楽天コインがViber上にて使われるようになれば、今後日本においても可能性が広がるため環境を整えていくことも考えられる。
一方、LINEでは分散型アプリケーション(DApps)にてLINK POINTを使うようにしており、まずは海外の取引所であるBITBOXにて上場することにしているが将来的には日本にも流通させていくと予想される。
今後、楽天は仮想通貨分野でもトップランナーとして進むことも視野に入れていることだろう。
参考:みんなのビットコイン