仮想通貨のハードウェアウォレットとして有名なLedger Nano Sが来年の1月上旬にリリース予定のアップデートに伴い、カルダノ(ADA)にも対応することが決まった。
ADAはここ最近複数の仮想通貨ウォレットに対応してきており、市場が将来に対する需要を見込んでいると読んでいる。ADAは元々オンラインカジノをベースにした新しいプラットフォームのプロジェクトであり、プロジェクト内にて使われるトークンとしても知られている。
胴元のいない公正なカジノプラットフォームを提供する事で勝敗をコントロールをしないことからカジノ愛好家にとっては好まれる環境下と言えるだろう。
日本においてはカジノなどは法律で規制されていることからあまり興味がないと思われがちだが、海外から見ればカジノ産業が盛んである事からカルダノは安定的な要素を含んでいると言える。
今後日本においてもカジノ構想を取り入れることや、メッセージアプリで有名なLINEでもDApps(分散型アプリケーション)で未来予想型のアプリ4CASTの人気が出ている事から、ADAの要素が徐々に日本でも浸透してきている。また、ADAは将来日本国内のATMで利用拡大しようという構想もあることから、オンラインで得た収益を手軽に引き出すのも夢ではないと言えるだろう。
そのADAが決済サービスにも力を入れている状況がお隣韓国で起きている。韓国の人気レストランがADA Crypto Card(エイダクリプトカード)決済に対応する事となった。
ADA Crypto Cardは韓国の大手決済プラットフォームであるメタップスプラスが提供するカルダノプロックチェーンをベースにしたプリペイドカードで、韓国限定ではあるものの対応している店舗は30,000店舗にものぼるとされ、韓国国内のコンビニでは16,000店舗が利用可能となっている。
ADAはただカジノ分野だけの利用方法でなく、身近な決済分野に関しても使われていく可能性があり、他の仮想通貨よりかはあまり目立たない存在だが、徐々に頭角を現して来る存在になることも考えられるだろう。
参考:Ledger