ハイパーインフレが続くベネズエラ。同国のニコラス・マドゥロ大統領は公式ツイッターにて官製の仮想通貨であるペトロの基準価格を引き上げた。

マドゥロ大統領がペトロの新価格を発表したのは11月29日のことで、新価格以前は3,600ボリバルだったが現在では8,000ボリバルに設定されている。

首都カラカスで行われた演説でマドゥロ大統領は最低賃金額を15%引き上げると命じたこともあり、国民にとってはさらなる負担を強いられる形となった。

国民にとっては動きようがない状況と見られがちだが、その反面仮想通貨決済が急速に進んでいる面もある。

そのため人の思いで振り回されない非中央集権の仮想通貨の代表格であるビットコインが大きな助けとなっていくことだろう。実際、SNSではインフレに苦しんでいるベネズエラの子供たちを仮想通貨で支援する活動もしばしば見られる。

子供たちにプレゼントされた商品は仮想通貨決済に対応しているベネズエラ最大のデパートであるTrakiで購入された商品であるため子供たちだけでなく現地の流通にも大きな貢献をもたらすものとなった。

参考:@PresidencialVen(Twitter)