世界的にもセキュリティ分野でトップランナーとして走っているイスラエルにおいて証券分野を取りまとめるイスラエル証券庁(ISA)がメッセージングシステムにおいてサイバーセキュリティ強化のためにブロックチェーン技術を活用していることが分かった。
今回、イスラエルがブロックチェーンでセキュリティ強化する事によって、周辺諸国の政府機関なども参考になるため、この地域においてもブロックチェーン技術は普及していくだろう。
イスラエル当局はYealと呼ばれるシステムにブロックチェーン技術を組み込んでいき、ISAの監督下にある企業にあるメッセージやその他の情報提供をする計画を進めるとしている。
最近、イスラエルはスイスと業界を規制する上で合意をしており、スイスはブロックチェーンに先進的な国としても有名であるため、イスラエルにとってはスイスが同技術を取り入れることでどのような問題、改善が必要なのかネットワークにおける現状を把握する事もできるだろう。
日本においてもイスラエルとサイバーセキュリティ分野において、昨年5月、経済産業省がイスラエルの経済産業省と覚書を交わしたことでも話題となった。まだ未発達なこのブロックチェーン技術だが、同国との情報共有によってさらなる発展に期待したい。
イスラエルが今後積極的にブロックチェーン技術を活用していけば、世界的にもセキュリティの向上に繋がっていく事だろう。