仮想通貨や投資の業界と言うと男性の参加者が多い印象にありますが、仮想通貨業界においては、2018年から女性の市場参加が加速している事が、ロンドンの仮想通貨取引所London Block Exchange(LBE)の調査によって明らかとなった。

調査結果によれば、この6カ月間に女性の仮想通貨投資率が6%から13%と2倍以上に増加したという。この研究結果は取引所に登録する女性の増加率、またアンケートにより導き出された数字で、確実に女性の関心が仮想通貨・ブロックチェーンに向いている事がわかった。

その中でも特に、ミレニアル世代の参入が増加しているという。株式投資となると40~60代以降の方が中心に行う傾向が見受けられるが、LBEの研究結果によれば、5人に1人の割合、実に20%のミレニアル世代の女性が仮想通貨に興味を持っている事がわかった。

あくまでこの数値は少ない数のデータ量をもとに導き出した答えであるが、この数字が今後さらに大きくなるのではないかとLBEは述べている。心理学観点から見て女性は男性に比べ、FOMO(好機を逃がすのが怖いこと)への危機感が少ないのではないかと見られている。

また、LBEのビジネスアナリストである、Roeyer氏によれば、ここ6ヶ月での研究結果では、仮想通貨へ参入する男性率は低下しており、一方で女性の参入率は増えていると言う。

さらにビットコインが下落した後に女性の市場参入率が多かった事から見ても女性の方が投資家としてより知識が豊かな方が多いとの見解も示している。今後、仮想通貨市場は女性がリードしていくかもしれない。

参考:CITY AM