ミュージシャンのGACKTさんが、仮想通貨のICOプロジェクト「SPINDLE」の事業を始めることを26日、自身のブログの中で発表しました。

GACKTさんは本名の大城ガクト氏として事業をするとし、以下のようにブログで綴っています。

「今まではどんな事業にも名前を出すことなく、この14年間ずっと影に隠れ目立たないようにやってきた。」

「だが、今回は表に出ることを良しとした。初めてこんな風に本名で出ることとなる。それは事業としてキッチリ最後まで責任を持ってやり通したいという当たり前の想いと、なによりも、世の中にジレンマをかかえる多くの人たちの背中を押せる、大きな機会になるのではないかと思ったからだ。」

芸能人やミュージシャンがICOを行うというと、多くが広告塔としてプロジェクトの宣伝目的で、中身のないプロジェクトが乱立していますが、今回のSPINDLEというプロジェクトでは広告塔ではなく一事業者として関わっていくとしています。本名の大城ガクトとして名前を公にしていることからもGACKTさんの本気度が伝わってくるかと思います。

SPINDLEプロジェクトの内容はホワイトペーパーが公開前ですので分かりませんが、公式サイトでは、

「ブロックチェーンとスマートコントラクト技術を用いた改竄不可能な透明性の高い情報をもった投資・運用のプラットフォーム」

と説明しています。仮想通貨投資家の間ではSPINDLEトークンの機能や特性、今後のロードマップなど、どのようなプロジェクトになるのか、参加するメンバーがメンバーだけに詳細発表前から期待感先行で早くも話題となっています。

また、すべてのプロジェクトがそうではありませんが、ICOや仮想通貨投資を騙る詐欺的なスキームなど、最近は多発してきていますので、ICOに参加する際には必ず事業に携わるメンバーの経歴や所在を確認するようにご注意ください。

ICOに限った話ではありませんが、大事な資金を出すわけですから、自分が何に投資をしているのか、どういった商品・サービスなのか、雰囲気だけではなくしっかりと中身を見て判断することが求められます。

今回のSPINDLEのICOが成功すれば、日本国内でのICOに対するネガティブなイメージも払拭されることでしょう。ミュージシャンとしてだけでなく、実業家としてなど、さまざまな角度からGACKT(大城ガクト)さんの動向が注目されています。

参考:GACKTオフィシャルブログ